はじめに
家を買うことは、一生のうち何度もあることではありません。住宅選びに失敗すれば、大げさにいえばその後の人生に大きなリスクを背負うことにつながります。それだけに慎重に選ぶ必要があります。
その住宅選びの選択肢のひとつに、中古の一戸建てとマンションがあります。
おすすめする理由は、中古物件には新築物件にはない多くのメリットがあるからです。
中古物件は地域やグレードなどが同条件の物件なら、新築に比べて3~4割ほど安いのが一般的です。バブル時の物件の中には9割減というものもあります。
中古物件は、広告費や人件費が新築物件と比べて安く抑えられる分、価格が安くなるのです。
住みたい地域に物件を探すことができ、交通アクセスのよさや町の雰囲気を知ったうえで実際の物件を見ることができます。手抜き工事や劣化があれば、症状として表われているケースが多いため事前に発見しやすいという特徴もあります。
現物を見て使い勝手を判断できるのも大きなメリットです。場合によってはリフォームも可能です。日当りや眺望、騒音、近所の住民の暮らしぶり、マンションの場合は管理状態などを確認することもできます。転勤の際には、他人に貸して賃料を得ることもできます。
経済の低成長と少子高齢化という時代背景があり、中古一戸建て、中古マンションとも「質」が問われる時代になってきました。市場には上質の物件があふれています。
新築物件は供給過剰になっており、その一方で毎日のように新しい中古物件が生まれています。しかし、購入者の多くは、中古物件の良し悪しを判断する材料をもっていません。
知識や情報のないまま勢いで中古物件を購入した結果、物件が耐震性に欠けていたり、ひび割れが激しくなったりして、安心して住むことができず、またほかの住宅に移り住むという人の話を耳にしています。
誰にもこのような後悔を味わってほしくありません。そこで、中古物件を選ぶ際のポイントをまとめました。

